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「さて――と。説明してもらおうか?」
少年は笑みを浮かべるが、眼が笑っていなかった。
「ま、待てクロム!これには、海よりも深い事情が――」
エルスは、必死に弁明するが、クロムと呼ばれた少年は最悪の罰をつきつけた。
「たい焼き3日間抜きだ」
「えっ!? いや、それは無理だクロム! 頼むから! いや本当にお願いします!」
エルスは、よほど衝撃的だったのか手を合わせ懇願し始める。
「なら、何故、約束通りに来なかったのか。説明してもらおうか?」
「わ、分かったから、たい焼き3日間抜きは勘弁してくれ」
エルスは、再度手を合わせると説明を開始した。
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