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俺はいつものように高校へ向かった。
登校中、後ろから俺の愛する人の声が俺に話しかけてきた。
『弘樹ー!!おっはよー♪』
可愛いらしい笑顔で俺に話しかけてくる。この子は俺の彼女、大西奈央。
『おはよ、奈央。』
俺達が見つめ合っていると邪魔が入ってきた。
『おっ!!今日も外でいちゃついてる。よくやるね(笑)』
この無駄にムカツク声は、奈央の友達の赤坂莉奈の声だった。
『もう莉奈ったら。』
奈央は莉奈を見ている。
…睨んでるつもりなのだろうか。
『奈央なんかやめて弘樹くん、私の男にならない?(笑)』
また莉奈のおふざけが始まった。
『ばーか。莉奈の男になるかよ。第一奈央の方が可愛いし(笑)』
『…だ…だろうな(笑)じゃあ今日私日直だから先に行くね』
と、言って走って俺達の前から消えていった。
俺の横を通った時、莉奈が泣きそうな顔をしてるのを俺は見逃してなかった。
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