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その頃…空母「大鳳」の艦隊指令部では現状の把握が行われていた。
小沢「敵も去ったか。では、現在の被害を出してくれ。これからの行動について話し合う。」
?「はっ!現在…蒼龍が沈没、赤城は飛行甲板大破により戦闘復帰は困難かと、
赤城機、蒼龍機は第二群の空母に引き継がせています。本艦は損傷軽微。駆逐艦浦風大破。
第二群及び、第五艦隊に直接的な損害なし!
攻撃機は約110機喪失。戦闘機は40機程です。」
小沢「ふむ…判明している敵の損害は?」
?「はっ!第三艦隊第一次攻撃隊の攻撃で、敵新型空母1隻を撃破、さらに一隻を小破。ヨークタウンと思われる空母撃沈。小型空母一隻撃沈、新型戦艦一隻中破程度の損害を与えています!
第五艦隊は予定通り進撃しています。」
小沢「うむ、ごくろう。さて……秋山君どう思う?」
秋山「……こちらの機体損耗が激しいかと。このまま攻撃を仕掛けるのは、無駄に損耗を続けるだけではないでしょうか?」
谷田「ではどうするのだ?秋山参謀?」
秋山「第三艦隊の総力をあげ、どちらかの敵艦隊を潰してしまうべきかと。おそらく敵艦隊は再び我が第一群を攻撃するものと思うので、第五艦隊に支援戦闘機を出してもらうのが、最良かと思います。」
谷田「しかし、第五艦隊は、ハワイに向け進撃中ではないか!彼等を使うのは作戦計画に支障をきたすのでは?」
秋山「ですが、第五艦隊を使わないかぎり我が艦隊は壊滅的な損害を受ける可能性があります。」
谷田「ぬぅ…長官はどう考えますか?」
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