Epilogue

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まず「ホーネット」に三本の火柱があがった。すぐに、甲板に並んだ航空機やら爆弾に誘爆……完全な火だるま状態になり、彼女は完全にその機能を失った。 . その光景を見た護衛艦隊の艦長らは、「エンタープライズ」だけでも守らなければと、周囲を固めるように移動を開始する。 . それを見て、手薄になった「ホーネット」に艦攻が殺到する。 既に満身創痍だった「ホーネット」は、まともな回避運動も出来ず、左舷に4本、右舷に3本の魚雷を受け、轟沈する。 一瞬のうちの出来事だったので、脱出できた水兵はあまりに少なかった……。 いや、自らの意志で脱出しようと意識できた水兵などいなかったのかもしれない…… . また、艦攻が放った魚雷の一発が、不幸にも「ペンサコラ」の右舷前部に命中……艦首が切断され、なんとか、自力での航行は可能だが、戦闘能力の大半を喪失した
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