興國の艦隊

Epilogue

「ホーネット」の沈没を確認した、攻撃隊は、残存していた「エンタープライズ」への攻撃を開始する。
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艦爆、艦攻が、再び放火の中に突き進む……。
熾烈な対空放火に加え、わずかな時間でどうにか発艦できたＦ４Ｆが襲い掛かってくる。味方からの砲撃をもろともせず、攻撃してくる、直掩機の恐ろしさには目を見張るものがあった。
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しかし攻撃が止まることはなく、「エンタープライズ」に火柱が４本上がった。甲板に大穴が開き、大火災が発生した。更に、不幸なことに３発目がエレベーターを直撃、即使用不能になった。そこに艦攻が魚雷をうち込んだ。巨大な水柱が幾本も立ち上り、彼女は完全にその息の根を止められた。
総員退艦命令が出されたが、甲板の爆弾に火が回り、数分とたたずに、海上から姿を消した。