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山本大将の指揮のもと、これらの艦艇は夜間のうちに出来るかぎり接近すべく全速である25ノットで進撃を開始した。
エアカバーのため三、五航戦も同行している。
輸送艦隊は輸送船速力からやや遅れをとることになった。
通常、海軍を束ねるはずの司令長官が前線にでることはほとんどない…もしも多方面からの侵略があった場合の対処が困難になったり、司令長官自身になにかあればそれこそ一大事でもあるのだ
実際に甲事件、特に乙事件…リンガ泊池からミンダナオへ移動中に古賀長官が低気圧に巻き込まれ乗機ごと遭難してしまったものであるが
その時にも指揮系統はかなり混乱してしまい、反撃が遅れることになった事例もあったそうである。
話が逸れたが今回は海軍威信をかけた作戦でもあるため総大将自ら出陣である。
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