高天原、有事(セカイ、未完につき外伝)

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天照「遅いわ…遅すぎる…」  月讀「まぁ、そうカッカしないで。アマテラス姉さん」   宮の正面の大部屋にいる、女と男   月讀「あそこからここまでは長い道程だよ。待つだけ待ってあげようよ」   天照「何をのんきな事を言っているの。もう3日も待っているのよ。このままではツクヨミ、あなたが行くハメになるのよ」   月讀「えー、そりゃないよー。僕はそーゆーの苦手だし…」   須佐男「うわー、何度来ても変わり映えしねーなー、高天原はよ」   宮に現れたもう一人の男   須佐男「アマテラス姉さん、ツクヨミ兄さん、スサノオ只今到着しましたー」   天照「ようやく着いたのね、遅かったわね」   須佐男「あ?同盟国の連中に手伝って貰ったからこれでも早い方だと思うんだけど。で、用件は何?」   天照「スサノオ、あなた、オロチの手掛かりはつかめたの?」   須佐男「いや、なーんも。サッパリだわ。」   月讀「こっちで得た情報だと、奴は今再び第三宇宙に紛れ込んでいるらしいよ」  須佐男「第三宇宙!?またあんなところに…」   天照「オロチの目的は力の弱い第三宇宙の人間を支配し、第三宇宙を手に入れる事だと思うの。そこで…」   須佐男「そこで?」   月讀「第三宇宙に行って、オロチを阻止して欲しい。」   須佐男「ヤマトタケルは生きてんの?」   天照「あちらの人間はほっといてもすぐ死ぬわ。タケルもとっくにこの世にはいないわ。」   須佐男「マージかよ!あいつ以外に契約出来るような魂力の持ち主いるのかよ!」   月讀「ま、それを探すのもお前の仕事だよ。じゃ、頑張ってね」   須佐男「ちっ!あー、あとよ、あの剣はどこにある?」   月讀「第三宇宙」   須佐男「……」   天照「頑張ってね。期待してるわよ」
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