からっぽ

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別れてから眠りにつけなかった。 歩いて行ける距離の小さな内科の病院に睡眠薬をもらいにいった。 前々から行ってた病院だったので 窶れた私を見て 先生が心配してくれた。 先生の専門外の事なので 私にどの薬をだすか 辞書を見て調べてくれた。 さすが先生‥ 隠していたがリスカに きずかれしまった。 優しい顔して先生が 『こんな事して‥ 後に残らないように いい薬塗ってあげるから こっちにおいで』 言われた瞬間泣いてしまった。 暫くそこの病院に通った。 薬も段々強くなり量も増えた。 あるとき先生が大学病院を 紹介してくれた。
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