最終日

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たった2キロの距離。 すぐ着く。 車の中は何を話していいか 分からなかった。 康太にふられてから毎日 日記みたいな手紙を書いていた。 渡す前に読み返してみたが 読めたものじゃ無かった。 字は汚く誤字雑字が酷い。 殆ど書いてる時の記憶はない。 夜薬を飲んだ後 書いていたので 意識は朦朧(モウロウ)としていた。 朝いつも読み返していたが 恥ずかしい文章ばかり。 それでも康太に読んで欲しくて 最後に渡した。
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