最終日

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『ありがと』 って笑ってた。 康太の車内には 私専用の灰皿があった。 それを持ち車から降りた。 『今日までありがとう。楽しかった。康太も仕事頑張ってね』 『うん‥。 幸から大好きなスタンドを奪ってごめんね。本当は俺が辞めればいいんだよね。スタンドで働いてる幸は凄い輝いてたよ。 本当にいままで振り回してごめんなさい。ありがと。』 『じゃぁね‥』 『バイバイ‥』 走り出した康太の車を 見つめて追いかけた。 叫んだけど行ってしまった。 部屋に戻ってスタンドの 荷物や灰皿を見つめ 私にはもう恋人や仕事も ないんだ。 等々何にも無くなったんだ‥ 虚しいな‥
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