気分は太平洋

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「いやぁ、参ったね~」 これは有田ではなく正男が言った言葉だ。 なんとコンビニが歩いて5分の範囲内に一軒も無いのだ。 これには正男も驚きを隠せなかった。彼の住むどんな場所も歩いて五分もすればコンビニがあったからだ。 そして、正男はこのとき死を覚悟した。 正男に取ってコンビニとはそれほどの命綱なのである。 正男の歩ける限界点は7分といった所、これ以降は未知の領域なのである。
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