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僕の思考はこの時、欲求や不満などの人間の心理についてになっていた。そう、完全に当初の目的を忘れかけている状態だ。
とりあえず、図書委員長さんに検索室への道のりを教えて頂くか、本を探すのを手伝ってもらおう。
「あの、すいm…言い終わらないうちに何かが顔の横を掠めた。顔面蒼白。スーっと血の気が失せた。
先ほど彼女が持っていた雑誌である。しかもその雑誌は見事に本棚へと吸い込まれるように入っていった。「邪魔……」
「すす、すいません!あ、あの…こういう感じの本が読みたいんだけど…図書委員なんだよね?場所分かる??」
僕は読みたい本の広告を彼女に見せた。
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