25人が本棚に入れています
本棚に追加
結局あれからも看護婦さん,俺,さゆりで話し続けてしまい,他の看護婦さんが来てめちゃくちゃ怒られてしまい,結局帰る事になった。
帰り支度をしながらさゆりに言った。
琢磨
「さゆり」
さゆり
「はい?」
琢磨
「夜泣きすんなよ!笑」
さゆり
「しねぇよ!!!」
なんてやり取りをしながら帰宅する事にした。
病室を出て長い廊下をひたすら看護婦さんと歩く。
特に会話もなく,ただ歩いてる。
そんな沈黙を破ったのは看護婦さんだった。
看護婦
「君,琢磨くんだったっけ?ずいぶんさゆりちゃんと仲がいいみたいだけど昔からのお友達なの?」
琢磨
「はい!青柳琢磨です。さゆりとは今日から友達になったみたいな感じですかね!」
看護婦
「?どうゆうこと?」
意味が分からない看護婦さんの為にいきさつを話した。
琢磨
「...っとまあ,偶然会って仲良くなったみたいな」
ある程度話して一息つくと,今度は看護婦さんが話し始めた。
看護婦
「そうなんだあ。でもさゆりちゃんに友達が出来て良かったわ...」
なともホッとしたような顔をする看護婦さんに俺は不安を感じた。
琢磨
「良かったって...どうゆう事ですか...?」
しかし看護婦さんは首だけを横に振った。
看護婦
「今はまだ言えないわ...とにかく琢磨くんはさゆりちゃんの友達でいてね?」
そう言う看護婦さんの顔は真剣な顔をしていて,これ以上俺は何も言えなかった。
最初のコメントを投稿しよう!