25人が本棚に入れています
本棚に追加
結局その後は正体がバレてこっぴどくお叱りを受けた訳で...。
今は二人でチョコに噛り付いている。
さゆり
「まったくっ!今度やったら絶交ですからねッ!!」
琢磨
「はいはい,分かりましたよお姫様...」
実はさっきの銃はチョコなのだ。
硬さも形もほぼ一緒なため,さゆりが騙されるのも無理はない。
俺でも多分さゆりと同じ行動をしていただろう。
さゆり
「そういえば琢磨さん?確かプリンを買って来てくれるんじゃなかったでしたっけ?」
琢磨
「んぐっ!!!」
痛い所を突かれ,食べていたチョコが詰まりそうになった。
琢磨
「ゲホっゲホ!!!」
さゆり
「はぁ...結局忘れた訳ですね...」
咳をしながらさゆりの顔を見ると,凄く悲しそうな顔をしていた。
琢磨
「さゆり...」
俺はそんなさゆりの顔を見たくなかった。
つい目を逸らして考えた。
どうしよう...。
最初のコメントを投稿しよう!