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琢磨
「そうだっ!!!!」
さゆり
「んぐっ!」
いきなり立ち上がった俺にビックリしたのか,さゆりがチョコを喉に詰まらせたらしく,むせている。
さゆり
「た,琢磨さん!いきなりどうしたんですか!?」
むせながら言うさゆりの顔を見ながら俺は言った。
琢磨
「お前暇だろ!?」
そう言う俺の方を見て,さゆりが文句を言う。
さゆり
「琢磨さん!病人を捕まえといて暇かって言うのは失礼じゃないですか!?」
まぁごもっともだけどな。
琢磨
「なんでもいいけど暇じゃないんか?」
さゆり
「暇です...」
琢磨
「最初からそう言えっつの!」
ポコッ
すかさずツッコミに脳天チョップ。
さゆり
「ひゃぃ...」
なんだひゃぃって?
いやいやそんな事より!
琢磨
「さゆりは眼見えんくても歩けるんだよな!?」
さゆり
「まぁ少しなら...」
よし!
それを聞いた俺は,すぐに帰る準備をした。
さゆり
「???なにがさがさしてるんですか?」
準備してる音に気付いたのか,さゆりはキョロキョロしてる。
琢磨
「俺一回家に帰るわ!すぐまた来るから!」
さゆり
「え!ちょ,ちょっと!!」
さゆりの言葉を聞かずに,俺は走りだした。
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