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「まだ寝てるのかな?メールしてみようかな…」
バッグからケータイを取り出そうとして、初めてバッグごともっていないことに気づく。
「またか…」
また忘れて来てしまったらしい。あたしは昔からどこか抜けている。ほら、周りに一人はいる、ランドセルを学校に忘れた子っているでしょ?あれがあたし。
しょうがないから、ベンチに座って待つことにした。いつも待ち合わせしているベンチに腰を下ろす。
本当に来てくれるのだろうか。あたしの誕生日事体忘れてるんじゃないだろうか。何もないと不安ばかりが広がる。
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