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――春樹side――
どうしようどうしよう…―!!
蓮華にキスしちゃったよ~!
キスした後、すぐに図書室を出て、今に至る。
「どうしよぉ、チャッピー。」
僕の愛犬、チャッピーの頭をワシワシと撫でた。
あの後、すぐに家に帰って、チャッピーを連れ出して、いつもの散歩ルートで遊んでいる。
チャッピーは可愛い。
正直、どこのペットショップにいるワンちゃんよりも可愛い。
世界一可愛い愛犬のチャッピー。
見た目は、小さくて…顔はいかつい顔。オッサン顔、だなんてみんなは言うけれど、僕にはそうは見えない。
だって、こんなに可愛いんだもんっ。
チャッピーが僕の頬をペロペロと舐めてきて、少しくすぐったい。
頬を舐め続けるチャッピーは、僕の唇まで舐めようとしてきた。
「ここはダメっ。」
慌てて、チャッピーを遠ざける。
チャッピーは不思議そうに僕を見つめてるように見え、申し訳なくなってきた…。
「ごめんね。」
チャッピーの頭を軽く撫でた。
ごめんね。
蓮華とキスしたこと、無かったことにしたくはないんだ。
唇に手を触れさせると、さっきのことがすぐに思い出される。
…君が好きだよ。
蓮華、大好きだよ。
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