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「おいクレスタ、大変だ!侵略者だぞ!」
「よし、分かった!出撃だ!」
「あなた…。」
「うん?」
「どうか…無事で。」
「当たり前だろ!」
「侵略者は2体だ!ひるむなー!!」
「くそ、これでもくらえ!」
「お、おいクレスタ!奴ら、気づいてるぞ!気を付けろ!」
「くっまだだ!もう少しで手応えがありそうなんだ!!」
バチッ
「クレスタ!!」
「ぐっ…!イー…ジス、妻と…娘を…頼む…!」
「クレスターーー!!!」
「おかえり、イージス。よく無事で…。」
「…。」
「イージス…?」
「フィル…。聞いてくれ。キミの夫、クレスタは…。」
「クレスタが…?どうしたの?」
「侵略者の攻撃を受けて…。」
「…。」
「フィル…!」
「そ、そんな…。嘘よ!嘘だと言って!ねぇ、イージス!」
「フィル…。すまん!」
「お母さん…。お父さんはもう…。」
「ミク…。」
「うっうっ…お父さ~ん!」
今日、あたしのお父さんが死んだ。
あたし達の領域を守るために「人間」という名の侵略者と戦って。
あたしの名前はミク。
誇り高き父、クレスタと母、フィルの娘。
人間には「蚋(ぶよ)」って呼ばれてるケド。
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