プロローグ

3/4
前へ
/120ページ
次へ
「おいクレスタ、大変だ!侵略者だぞ!」 「よし、分かった!出撃だ!」 「あなた…。」 「うん?」 「どうか…無事で。」 「当たり前だろ!」 「侵略者は2体だ!ひるむなー!!」 「くそ、これでもくらえ!」 「お、おいクレスタ!奴ら、気づいてるぞ!気を付けろ!」 「くっまだだ!もう少しで手応えがありそうなんだ!!」 バチッ 「クレスタ!!」 「ぐっ…!イー…ジス、妻と…娘を…頼む…!」 「クレスターーー!!!」 「おかえり、イージス。よく無事で…。」 「…。」 「イージス…?」 「フィル…。聞いてくれ。キミの夫、クレスタは…。」 「クレスタが…?どうしたの?」 「侵略者の攻撃を受けて…。」 「…。」 「フィル…!」 「そ、そんな…。嘘よ!嘘だと言って!ねぇ、イージス!」 「フィル…。すまん!」 「お母さん…。お父さんはもう…。」 「ミク…。」 「うっうっ…お父さ~ん!」 今日、あたしのお父さんが死んだ。 あたし達の領域を守るために「人間」という名の侵略者と戦って。 あたしの名前はミク。 誇り高き父、クレスタと母、フィルの娘。 人間には「蚋(ぶよ)」って呼ばれてるケド。
/120ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加