プロローグ

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負けられないソルジャーズは土壇場で江松を攻め立てる。 8番から始まったソルジャーズの攻撃は、8番茂利が四球で出塁したのを皮切りに、9番堀口の代打粟田のヒットを皮切りに、1番高木が送り、2番新発田が9球粘った末に四球で一死満塁のチャンス。 しかし、江松にもエースの意地がある。 去年、本塁打王と打点王の二冠に輝いた‘元’4番の3番松原を三振に取り、ツーアウト満塁という場面でバッター…… ――弱冠二十歳の4番幸原武博 昨年、高卒ルーキーながらトリプルスリーを達成し、今シーズンはなんと三冠王をほぼ手中に納めている怪物。 その二十歳は、シーズン途中に長年の4番松原を3番に追いやるほどの成績を残し、その集大成として今この打席に立つ。
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