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美咲
「何度言やぁわかるんだ!髪は黒!ピアス禁止!!シャツのボタンは第二ボタンまで!ベルトは腰で締めろ!!靴のかかとは踏まない!これが見本だ!!」
(風紀委員長を指す)
男子生徒A
「えー!?会長横暴すぎっ!ぶーぶー」
美咲
「ったくマジでだらしねぇ奴ばっかだな、ここは。注意しなきゃわからねぇのかよ、おい幸村!例の案はまとまったか!」
幸村
「会長…本当に必要なんですか?生徒の心得しおりなんて…」
美咲
「馬鹿野郎!当然だろ!そうでもしなきゃまた男共がだらけるだろうが!!」
幸村
「はいぃぃぃぃぃ!」
(怯える)
美咲(М)
「ここは聖華高校。-共学になってまだ数年、男子校だったこの高校の生徒は8割が男だ。そんな中、私が初の生徒会長である」
男子生徒A
「いぇーい!こっちこっち!急げ急げ!!」
男子生徒B
「まてよっ!ははははっ」
女子生徒A
「キャー!なんで上半身裸なのー!!最低!」
美咲(М)
「思えば入学当初から虫唾の走る毎日。崩れきった服装。ロッカーに入れっぱなしの体操着。散乱するエロ本…充満する汗の匂い。臭い!汚い!だらしない」
男子生徒A
「あちぃ…」
(団扇でぱたぱた扇ぐ)
女子生徒B
「はぅ…エロ本が机の上に広げてあるぅ…」
(半べそ)
美咲(М)
「堂々とのさばる男共を前に力のない女性陣はただ耐えるのみ。そんなもん我慢できるか!そうして状況を打開すべく私は頑張った!ひたすら頑張った!そうして教師達の信頼を得、この便利な立場を手にしたのだ」
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