■第1話

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美咲(М) 「笑いものになる覚悟はできていた、しかしあれから3日、未だ学校でメイドという言葉は耳にしない…おかしい…あいつ誰にも言ってないのか?同情か。癪だがそれが一番助かる。」 さくら 「美咲ー、ちょっと頼みたいことがあるんだけど時間あるかな?」 美咲 「これは…サンドバックだな」 しず子 「これだと上の華道部に行けないんです」 さくら 「お昼の間に花の手入れしようと思ってるのに…」 美咲 「後でボクシング部にキツク言っとくよ、とりあえずコレ移動させないとな」 さくら 「でもコレすっごい重くて…」 美咲 「せぃぃやぁぁ!」 (サンドバックを投げ飛ばす) さくら 「ありがとうー!すごい助かった!やっぱ頼れるね美咲は、大好きっ」 しず子 「お礼にどうぞ」 (お花を美咲に差し出す) 美咲 「…ありがとな」 (優しく微笑む) さくら 「あれ?こっち見てるの?碓氷くん?」 美咲 「ん?何見てんだよ!!」 碓氷 「ぷっ…」 (手をひらひらさせる) さくら 「はー、やっぱカッコイイわぁー碓氷くん」 美咲 「…は?」 さくら 「女子の間じゃダントツ人気なんだよ、碓氷拓海。すっごい強いって噂だし、男子の間でも一目おかれている上に、頭のレベルも常に上位。加えてあのルックス!我が校の希望の光…!!」 しず子 「彼への告白が途絶えないって噂ですよね」 さくら 「でもモテすぎたせいで、もー女に興味ないんだって…ちぇ」 美咲(М) 「興味ない…ということは今回もどーでもいいって思ってんのかな?」
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