†個性的な奴ら†

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朝の日差しを浴びて、更に輝く金色の髪に色素の薄い瞳。 どちらかと言えば精悍な顔立ちは整っていて、俺より年上に見える。 「本当にすみません。怪我とかないですか?」 俺が恐縮して謝ると、彼は鮮やかな笑みを浮かべた。 それがまた綺麗で、俺は目を奪われてしまう。 (いくら、美形でも男だぞ?この人……) 俺は自分を落ち着かせるために、軽く深呼吸をした。 「あれくらいで怪我とかしないから大丈夫。ただ、あんな高い塀を越えてくるヤツがいるとは思わなかったから、びっくりしただけだよ」 「すみません。まさか俺も誰かいるとは思わなくて……」 「そうかもね。ここはあまり人が来ない穴場だから」 確かに彼の言う通り、周りに人影がない。 しかも、辺り一面芝生で、寝転がると気持ちが良さそうだ。 そういう意味でも、ここは穴場なのかもしれない。
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