罪の告白

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でも、人とは欲張りなのですね。 私はずっと側にいて欲しくなりました。 朝も昼も夜も。 仕事の時間すらも…。 婚約すらしていないのに…。 私は最初は我慢していました。 でも、それも長く続かなくて、押し掛けるようになりました。 彼は笑って、「気を付けるように」と言ってくれました。 それでも、やめられない私はさらに数を増やしていきました。 さすがに彼に怒られました。 「患者さんにも迷惑がかかるでしょう?」 「分かっているわ。でも、側にいたくて…」 どれほど迷惑になっているかは理解しています。 でも、やめられませんでした。
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