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「ところで、何で魔理沙はここにいるのよ?」
「あり?言ってなかったけ?」
「えぇ。来るなり『霊夢ぅお茶』って」
うーんと魔理沙は頬杖をついて唸った。
「何だったっけ…?」
「駄目じゃない」
魔理沙はうーん…と唸り続け…
しばらくしてピンと閃いたように顔をあげた。
「そうそう!確かアリスと待ち合わせしてたんだった!」
「そーなのかー」
気がつけば金髪の女の子がそこにいた。
「それで待ち合わせの時間になってもアリスが来なくてしょうがないからここに…」
「私無視!?」
金髪の女の子は叫んだ。
「大丈夫よ。気付いてたわルーミア」
霊夢がそのルーミアという女の子にフォローをいれた。
「嘘だ!絶対今気付いたでしょう!」
「ルーミアは地味なんだよ」
萃香がルーミアに言った。
「だってルーミアこれといって目立つ外見でもないし能力も闇を操るだかでありきたりだし…」
「うわぁぁん!」
「そこら辺にしといてやれよ…」
魔理沙がルーミアの頭を撫でながらそう言った。
「そもそも何でルーミアは夜じゃないのに出歩いてるんだ?」
「えっ?私は闇が好きなんじゃなくて闇を操るだから別に昼間でも活動はできるよ?明るくても周りを暗くすればいいだけだし」
「へぇ、そーなのかー」
と魔理沙はルーミアの説明に感嘆して呟いた。
「なるほど。それでさっきから薄暗いのね。
帰れ」
そういい、霊夢はルーミアを追い出そうとした。
ルーミアは嫌だー!私にもお茶ーー!と抵抗している。
魔理沙はその光景を苦笑いし、何気なく顔を前へ向け……
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