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朝。
学校に行く途中、いつもところでタカに会った。
フン、もう親友じゃねえんだ。
挨拶だってしてやるもんか・・・ってえらい落ち込んでんな。
どうしたんだ?
「・・・昨日、お前の母さん、俺らの話、全部聞いてたんだって・・・。で、俺の母ちゃんにも電話で全部話したみたいで・・・。俺、母ちゃんから白い目で見られてて・・・泣きそうだよ。」
ゲゲ!?
「つう事は、俺も母さんに全部聞かれてたって事?」
タカは重力より重たく頷いた。
「母ちゃん達、俺らの事、変態じゃないかって相談してたよ・・・。」
・・・。
・・・。
タカが落ち込んでいる姿を見て、俺はどうしようもない状況ながらも、ちょっと安心して言った。
「タカ、今度の日曜日、山登りに行こうぜ。俺達、山好きだもんな。」
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