ボイン☆ボワン

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朝。 学校に行く途中、いつもところでタカに会った。 フン、もう親友じゃねえんだ。 挨拶だってしてやるもんか・・・ってえらい落ち込んでんな。 どうしたんだ? 「・・・昨日、お前の母さん、俺らの話、全部聞いてたんだって・・・。で、俺の母ちゃんにも電話で全部話したみたいで・・・。俺、母ちゃんから白い目で見られてて・・・泣きそうだよ。」 ゲゲ!? 「つう事は、俺も母さんに全部聞かれてたって事?」 タカは重力より重たく頷いた。 「母ちゃん達、俺らの事、変態じゃないかって相談してたよ・・・。」 ・・・。 ・・・。 タカが落ち込んでいる姿を見て、俺はどうしようもない状況ながらも、ちょっと安心して言った。 「タカ、今度の日曜日、山登りに行こうぜ。俺達、山好きだもんな。」
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