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アンティーク雑貨屋は緑が多い街中にあった。周りは芸術関係の店やお洒落なカフェが多く。
その中にポツンと落ち着いたレトロな感じが溢れる店が目的の場所。店の名前は『時代』。
俺は店の駐車場がない為、店先にバイクを止めた。店の周りは掃除がしてあって窓まで綺麗に拭かれていた。
磨かれた窓の先には一人の女の子が中を掃除してた。
ずっと、ずっと気になってた女の子。
俺は高鳴る胸を落ち着かせるように息を吐いて鐘付きの扉を開けた。
カランカランッ
「いらっしゃいませ」
クルッと扉に振り返った女の子。昔から変わらない。小さな身長。大して美人でもなかったけど昔から比べると可愛くなった。人形みたいなボブヘアの茶髪が可愛い。
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