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真っ暗だ…
気が付くと、斗志は一人暗闇の中に立っていた。
あれ?どこだよ、ここ…
ぼんやりとしながらも、記憶を辿る。
あぁ。なんだよ、俺…
死んだのか…
そう思った途端、自分の体が周りの暗闇に溶け込んでいく感覚に襲われた。
しかしその時、
“……し…くん…”
そんな声と共に、急に暗闇に薄く光が差し込んできた。
光だ…
斗志はそちらへと手を伸ばす。
懐かしいような、温かい光。
それは徐々に広がり、視界を埋め尽くしていった。
そして…
「…くん……斗志くんっ」
斗志は目を覚ました。
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