貧乏

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両親泣いてたね そんですっげー謝ってたわ 正直、どうでもよかったんだけどね 照れ隠しとかそーゆーんじゃなくて、実際早くこの貧乏生活から抜け出したかっただけだから。 それでもクソ親父はちょっとしか働かないんだけどね。 まぁ、それもどうでもよかったガキの頃から見慣れて感覚が麻痺してたしね。 でさ、中学卒業までその新聞屋でバイトして、全額親に渡してその度に謝られての繰り返し それでも俺の昼食はパンとコーヒー牛乳なんだけどね、酷い時はやっぱり無し なんも変わったもんじゃねぇの。
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