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張任は、輜重隊に向かって、幽州に着く事を告げた。
張任「間もなく、幽州に到着する。我等は、幽州にて数日休養した後に、戦地に向かう。」
張任は、兵達全体に聞こえる様に、伝えた。
その際、輜重の荷台の一つの前で、徐に止まった。
張任「奥方様、間もなく幽州に着きますぞ。お姿をお見せ下され。」
張任は、笑顔で話し掛けた。
明凛は、何故バレたのか解らず、観念して姿を現した。
明凛「将軍、何故解ったのですか?」
張任「ははは、丞相は全てお見通しでしたよ。その上で、奥方様を、幽州までお連れするように、言われました。」
明凛「そうでしたか…。皆様にご迷惑を掛けてしまいました。」
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