子猫の恋

１

ﾄﾞﾝｯ!!

『きゃｯ』

教室を出てすぐの所で誰かとぶつかってしまいました。

『あ‥す すみません。お怪我はありませんか？』

頭を上げて見ると‥

これまたキレイな顔立ちの男の子がいました。

「あ？大丈夫だけど‥あんたこそ‥ってか､柴田夏依じゃんか!?」

【何でこんな方が私の名前を‥？そっか‥入学式‥】

「おい､翔弥。俺の子猫ちゃん苛めないでくれるかな？」

王子様!?