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僕は店を出て先輩を見送る。 空を見上げる。 エプソンの看板が見えた。 「今度、天馬と三人で飲みに行きませんか」 天馬というのは大学のときの友人だ。アフロみたいなもじゃもじゃの頭をしている。 職業はジャーナリスト。 「そうね、しばらく天馬くんとも会ってないしお願いするわ」 「アイツ喜びますよ」 「ありがと。じゃあ、またね」 美竹先輩は手を振ると、人込みのなかへ消えた。
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