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「・・・目覚めたのね。大内優。」
「こ、ここは?」
目覚めた大内はベットに寝かされていた。
そこには先ほど出会ったばかりの幼女が大内を見下ろしていた。
「大内優(おおうちすぐる)39歳独身。
住所は東京都豊島区○○の○○-○○
勤務先は株式会社エターナル・システム
職種は営業職
職位は係長
年収は390万円
付き合った女性は3人 高畠奈々、古内香奈、へぇ…。月島水希。あの不幸を呼ぶ女。彼女も研究対象として興味深いわね。
まぁいいわ。
次は…。」
「ちょ…ちょっとまってくれ!」
「どうかしたの?大内優?」
「どういうことか説明してくれ!」
「うるさい。黙れ。」
その眼はとても幼女とは思えないほどの威圧感があり大内は抗うことすら出来なかった。
「大内優。あなたは私の初めての相手に選ばれたのよ?光栄に思いなさい。」
「それってまさか・・・。」
大内には多少のロリコンの趣味があるらしくまさかとは思うがあらぬ想像が蔓延している。
「そう。あなたは私の初めての…
「ゴクっ」
大内は期待と不安に胸を躍らせながら生唾を飲み込む。
「モルモットになってもらうの。」
「な…。」
大内の顔が引きつる。
「どうしたの?嬉しすぎて言葉を失ったの?」
「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」
「煩い。何だと思ってたの?」
「いや、別に。」
あらぬ想像である。
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