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6件目
時刻 21:15
「こんばんは!おじちゃん。このでんごんきいてるってことわぁぶじにかえれたんだねぇ。
りかあんしんしちゃったぁ。
「これは??あの子?なぜ会社から?なんで俺の番号を知っている?」
慌てふためく大内。伝言は更に続く。
…今驚いてるでしょう?自分は死んだことになっていて。ふふふ。これからあなたのすべきことはあなたの背広のポケットに入れておいたわ。ちゃんと読むのよ。でないと…
「ゴクッ。」
大内は急に口調が変わった梨佳の話を一字一句聞き漏らさないように聞く。
部長のあの物言い。部長は冗談であんなことは言わない。本当に俺は死んでいるのかもしれない大内はそう思った。
とても長い静寂。梨佳も(伝言)大内もまったく声を出さない。
本当に死ぬわよ。」
ツーツー
その瞬間大内は全身の毛を逆立てたような身震いに襲われた。
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