じいちゃん、ありがとう

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「いつもありがとう」 その言葉はもう聞いてもらえない 初めて死を目の当たりにして 涙も流せない どうしてだろう 悲しいのに… 寂しいはずなのに… 涙は少しも出てこない 今では遅すぎた 気づくのも、感謝の言葉も、何もかも… 2年たってやっと知った 涙を流せない理由 今更会いたいなんて 少しくらい高望みしてもいいじゃないか まだまだ言いたいことはたくさんあったのに… じいちゃんの怒鳴り声 今ではもう聞けない 悲しい旋律奏でてる 心のどこか片隅で… 逢いたいよ もう一度逢いたいよ また頭を撫でて欲しい 思い出だけが虚しく残る 別れの瞬間が忘れられない… 今はどうしてるの? 僕の守護霊となってるのかな? 天国で僕達を見守ってるのかな? そんなこと今はどうでもいい ただ、もし逢えるならこれだけ言わせて 『じいちゃん、ありがとう』
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