1人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちゃんと前を見て歩かないと危ないぞ」
花を見ながら歩いていると、和雅が呆れたように笑いながら声をかけた
「蝶々みたいなお嬢ちゃんはほっといて俺は先に行ってようかな」
そう言うと和雅は少し歩調を早めて歩きだした
「待ってよ~。置いてかないで」
由宇は小走りで和雅に追いつき、腕をからめた
「これなら置いていかれないよ」
和雅は由宇にみえないように満足げな笑みを浮かべると
「子供っぽい所はいくつになっても変わらないもんだな。少しゆっくりいくか」
、
最初のコメントを投稿しよう!