別れ

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あなたもずっと 悩んでたんだね…… あたしダケが 辛かったんじゃ なかったんやね…… ごめんね。 ひろくンの気持ち 気付いてあげれなくて…… あたしほんまに 子供やったよ…… 夕日が沈む頃 あたし達わカラオケ屋を 後にした。 「大丈夫か?」 ひろくンわ言う。 あたしわ頷く。 なんでそんなに 優しくするの?? なんでそんなに 気遣ってくれるの?? あたしわそのたび 胸が苦しくなるのに…… さっきO2人で O2ケツして通った道を 無言のまま歩いてく…… ただ、ゆっくり。 離れたくないが故に あたしの足わ止まってく――― 一歩歩いてわ立ち止まり、 一歩歩いてわ立ち止まり…… きりがないのわ 承知の事。 でも時間が止まればいいな って本気で思った。 止まるはずのない時間を……
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