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「…俺…翼のこと好きだ。」
「直哉!」
ハッ
私はベッドから勢いよく起きた。
「…なんだ……夢か…」
え、ちょっと待って、自分!
今のなんだ……って何?!
夢じゃない方がよかったってこと?!
意味わかんない~
私は手元にあった時計を見た。
〈3時50分〉
へ?3時50分!?
まだまだ寝れたのに~
あっでも昨日お風呂入ってないから入ろ………
私は着替えを持ってお風呂場に向かった。
鏡を見る。
つい、唇に目がいってしまった。
本当に昨日…………
直哉と………キス…しちゃったんだ…………
でも…昨日あんなに泣いたからかな………そこまで嫌じゃない………
べっ別に好きじゃないけど、直哉じゃなくて他の人だったら………って思ったらもっと嫌になる。
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