2.バスケ部

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私はバスケ部のマネージャーをしている。 この中学校には女バスが無いので、バスケ好きの私は男バスのマネージャーとして入った。 今日は新しい一年生が仮入部届けを出すため、私と直哉は大忙しだ……… 仮入部届けを出すだけなので、他のメンバーはとっくに帰っている。 誰か一人でもいてくれたらよかったんだけど………… まぁ、仕方ない… 「なぁ、マネージャー。去年も凄かったけど、今年はもっと凄いな…………」 「なっ、何!今日の直哉……気持ち悪~」 「気持ち悪って言うな!このバカ翼!」 そう言いながら私の頭をグリグリする。 「なっ何よ!だっていつもは翼言うじゃん!?」 私は髪をととのえながらそう言った。 「仕方ないだろ!?今日は一年生がいるんだし。」 「まぁね…」 キーンコーンカーンコーン 5時のチャイムがなった。 私と直哉は片付けを始めた。 「ハァ……マジで疲れた…片付けとか面倒くさい。」 そんなこと言いながらも直哉は重いものを運んでくれる。 そんなとこは直哉の良いところで好きだ…… ほとんど片付けが終わったとき ガラガラッ 体育館の重いドアが開く音がした。
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