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私はバスケ部のマネージャーをしている。
この中学校には女バスが無いので、バスケ好きの私は男バスのマネージャーとして入った。
今日は新しい一年生が仮入部届けを出すため、私と直哉は大忙しだ………
仮入部届けを出すだけなので、他のメンバーはとっくに帰っている。
誰か一人でもいてくれたらよかったんだけど…………
まぁ、仕方ない…
「なぁ、マネージャー。去年も凄かったけど、今年はもっと凄いな…………」
「なっ、何!今日の直哉……気持ち悪~」
「気持ち悪って言うな!このバカ翼!」
そう言いながら私の頭をグリグリする。
「なっ何よ!だっていつもは翼言うじゃん!?」
私は髪をととのえながらそう言った。
「仕方ないだろ!?今日は一年生がいるんだし。」
「まぁね…」
キーンコーンカーンコーン
5時のチャイムがなった。
私と直哉は片付けを始めた。
「ハァ……マジで疲れた…片付けとか面倒くさい。」
そんなこと言いながらも直哉は重いものを運んでくれる。
そんなとこは直哉の良いところで好きだ……
ほとんど片付けが終わったとき
ガラガラッ
体育館の重いドアが開く音がした。
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