2.バスケ部

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次の日 6時45分の体育館 「集合!今から5km走りに行くぞ!」 直哉がみんなを集めてそう言った。 「「えっ、マジで~」」 新しい一年生が口々に言った。 私と三年と二年のバスケ部は、『これで人数の半分にはなるな。』と思った。 だけど、動揺しない人が一人いた。 その男とは日野要だ。 「5km走るのイヤじゃないの?」 私は聞いてみた。 「は!?何でですか?普通だろ。これで諦める奴はやる気ないんだから………ってか、マネージャーも痩せないと太りますよ♪」 要が私を指して言った。 「なっ、何よ!太って無いもん!というよりいちおう、これでも先輩なんだから敬語使いなさいよ!」 「あ~すいません。敬語になってませんでしたか?」 そう言うと直哉のあとを追って走って行った。 何よ~むかつく……… 可愛くない……… ほんと、意地悪だ………… 私はこんなことを思いながらボールを片付け出した。
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