2.バスケ部

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「ほんっとに勝手なんだから…………」 「しかたねぇだろ」 そう言って私の髪をグシャグシャにした。 「ちょっと~何すんのよ~」 その光景を見てた要が笑った。 「ちょっと~要は何で笑ってる訳?!」 要が何かを言おうとした時 「キャ、キャプテン~ほっていかないでくださいよ!」 他の部員が帰って来た。 私はすぐに水とタオルをみんなに渡す。 「あっ……ワリィ。つい、本気出してしまってさ…………」 「まぁ、みんな落ち着いたら着替えていいからな。」 そう言って直哉は部室に入って行った。 「ごめんね、みんな。直哉また、全力疾走したみたいだから。許してあげてね。」 「「いっいえ、マネージャーがそう言うのなら別に//////」」 「??」 二・三年の部員は慣れてるから何も言わず、ニコッと笑って部室に入って行った。 後で不思議だったのは、今年は半分も辞めなかったことだ。 嬉しいような、何か変な感じがした。
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