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次の日
6時45分の体育館
バンッ、バンッ、バンッ
ボールの音が体育館に響く。
「集合!」
キャプテンの声でみんなが集まった。
5km…………
朝から走ると聞いた時はびっくりしたけど、5kmは俺とってはどうってこと無い。
俺はマネージャーの方をチラッと見た。
マネージャーは絶対に半分は辞めると思ってる顔をしてる。
その時、俺にマネージャーが気がついた。
俺はパッと目をそらした。
マネージャーは俺の方に近づいてきた。
「イヤじゃないの?」
俺と同じくらいの背でちょうど目が合う。
俺は顔が赤くなるのを押さえるために意地悪な言い方をした。
当たり前だろ!?
だって、冷静でいられるわけない…………
俺はすぐその場を去ってキャプテンの後を追った。
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