188人が本棚に入れています
本棚に追加
「もう、ほんとっに勝手なんだから………」
呆れた顔でマネージャーが言った。
「しかたねぇだろ」
そう言ってキャプテンがマネージャーの髪をグシャグシャにした。
そんな二人の光景を見てると何だか可笑しくなってきて、俺は笑ってしまった。
「ちょっと~要は何で笑ってる訳?!」
おっ、さっさく呼び捨てですか。
まぁ、その方が気楽だけど。
それにしても変だな……………
さっきから鼓動が速くなってるのは気のせいか?
その時他の部員が帰って来た。
マネージャーはみんなに水とタオルを渡している。
そんなマネージャーを見てるとまた、鼓動が速くなってる気がした。
その後、俺は他の部員と一緒に部室に入った。
部室に入ると、さっきまでヤル気が無かった奴等が、「俺、マネージャーにあんな笑顔向けられるなら頑張るわ~」と言った。
しかも、本当に半分も辞めなかった。
俺は変な気持ちだった。
最初のコメントを投稿しよう!