諦め…

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諦め…

ただそいつには彼女がいるし待てばいいかなと思ってた。 会社ではいつも他の社員よりも冷たいし避けられてるけど困った時は自分に言ってきた。でも時折交換するメールは会社の愚痴とかだったが友達みたいなメールをしていた。ただメールをくれるだけで嬉しかった。たぶん彼女は自分のことは好きじゃないなとはわかりつつも気付いてくれるのを待っていた。 ある日仕事終わりに立ち寄った本屋で仕事先の受付さんとばったりあった。彼女はとても綺麗で優しく明るかった。何故か食事に行くことになりその日に連絡先を交換した。 彼女もまた会社で何かとあるらしくメールにはいつも互いの愚痴を気軽に交換するようになっていたがただの友達でそんな感情はなかった… ある時彼女が嫌いな同僚社員を連れていくかもしれないイベントが起きてしまった。彼女のことを考えて彼女には同僚送って行くから後輩に頼んでと断り内緒で後輩に頼んだ。その次の日彼女は後輩に頼んでたがそれをみて自分は胸が締め付けられた。 その日は眠れなかった。雫が頬を伝った瞬間サヨナラ、今までアリガトとつぶやきベッドに入った。その日はいつもより少しベッドは湿っていた…
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