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夕暮れに染まる屋上に一つの影があった。
屋上のへりから足ぶら下げている一人の少年のものだ。
しばらくして少年は口を開いた。
-栄光に向かって走る あの列車に乗っていこう-
少年の手にはギター。
-はだしのままで飛び出して あの列車に乗っていこう-
淡麗に磨かれたさざ波のようなボディ
-弱い者達が夕暮れ さらに弱い者達をたたく-
南国の海のような輝きを持つボディに夕日が反射している。
-その音が響き渡れば ブルースは加速して行く-
静寂の屋上に流れるようなメロディーを刻む。
-見えない自由がほしくて-
まるで創造主のように。
-見えない銃を撃ちまくる-
少年の名は
ー「本当の声」を聞かせておくれよー
一ノ瀬悠斗
「YEAHHHHHHHHHHHHHAAAAAAーーーーっ!!!!!」
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