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赤の他人から、お父さんと呼ばれて、もっこさんは戸惑いましたが、生を授かり50年、天外孤独なもっこさんには「お父さん」という言葉は、これ以上ないぐらいに、嬉しい響きでした。そして、もっこさんは花島さんの父親になる事を決めました。
「おお、息子よ・・・」
もっこさんは、花島さんを抱きしめました。心まで抱きしめました。もちろん、もっこりもしました。心までもっこりしました。
こうして、親と子の二人旅が始まったのです。
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