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「ただいま」
花島さんは、玄関のドアを開けて言いました。しかし、中からは返事は返ってはきませんでした。
花島さん今度は、悲しみを振り払うように大きな声で言いました。
「ただいまー!!」
するとどうでしょう。家の中から、ペットのチビが、元気良く、花島さんの元へ駆け寄ってくるではありませんか。
「チビ・・・」
花島さんは、溢れ出る涙を止めることができませんでした。花島さんは、自分の帰りをこんなにも、喜んでくれる家族がいたなんて知りませんでした。
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