6588人が本棚に入れています
本棚に追加
【パァァァァァンッッ】
キレて立ち上がろうとした時、乾いた音に我に戻った。
…そして俺同様。弟達…妹達の目線は、音の鳴った方向に持っていかれた。
「…イタッ…な…何すんのよっ!!アンタっ!!!」
…兄貴だった。
多分…手を上げるなんて…
初めてじゃないのか?
「…出て行け…。今すぐこっから出て行け~っ!!」
「な…何よアンタっ…。こんな事して後で…」
…さすがのクソババアも気がついた様だな?
俺達の目線の先にある思いを…
「か…勝手にすればいいわ…」
悔しそうに家を後にするクソババア。
すっきりしたが…心配になって来た。
最初のコメントを投稿しよう!