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落とされたのは、爆弾。
原子爆弾ではなく、ただの爆弾。
それだけにも関わらず、僕たちのいた防空壕への被害は大きかった。
爆風と地響きによって、もろい壁は崩れ始める。
奥から崩れるなら、まだ良かったのかもしれない。
でも防空壕は強度の弱い、入り口付近から崩れ始めた。
いくら狭い空間であっても、子どもだった僕たちのスピードでは、とても追いつけるものではなかった。
埋められる。
そう思った僕は・・・・・・君を突き飛ばした・・・・・・。
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