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『ﾊｧﾊｧﾊｧ……
和也・涼、聞いたか!?なんか落合と紗恵別れたらしいよ』
慎太郎が僕と涼のとこに息を切らしながら来た。
『えっ!?あの２人が？嘘だろー』
『まじだってw俺を信じろよ。ってか和也はリアクション無しかよ。ボーッとしてんじゃねーよ』
『…あ、ｺﾞﾒﾝ、僕そんなボーッとしてたんだ。ってかそれ本当??だってあの２人、３年付き合ってたって噂だぜ？中学の時から。』
『だから俺を信じろよー!!あの翔から聞いたんだぜ？』
『じゃあ本当だ。』
『うん、だね！』
『俺のこと信じてねーだろおまえら…泣くぞ』
『泣け!!笑』
『意地でも泣かねー』
『よくわかんねーな!!笑』
こんなバカな会話をしてた時、僕は驚き半面嬉しさがでてきた。
いままで好きだとか思ったことなかったのに、なんでだろう。
可愛いとは思っていた。でも落合が紗恵の横には居た。だからだろうか、好きという感情が出てこなかったのは。自分でも気付かないぐらい奥に無理やり押し込んでいた気持ちが出てきた。
`僕は、紗恵が好きなんだ'
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